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親が自分を尊重してくれるているから、裏切れない、自由にできないジレンマも?
親がレールを押しつけたのではなく、自分に対しての信頼を裏切らないようなレールを歩みたいんです。〜井寄雄介君〜
宇野 僕らは子供の時から、良い大学を出て、ある程度良い会社に入って、結婚して良い家庭を持って、ある程度の収入があるというのが幸せであると思って育っていますから、そのレールからはずれることは怖いですよ。 でも最近、「レールからはずれることが幸せだ」みたいな風潮で、 好きなことをしながらフリーター暮らしも楽しそうとは思うのですが、僕にはそんな冒険ができない。レールからはずれることで視野も広がり、深く考えることもあるでしょうが、レールからはずれることへの強迫観念みたいんなものがありますよね(笑)。
谷川 今までの価値観が、自由な人たちの出現で変わりはじめた。変革とか変化の時代とか言われているけど、それがレールを歩く人、真面目な人たちを不安がらせているのも事実。
橋本 私はレールというより、道という感じです。でも広い道を歩いていきたい。広い道ならウロウロできるでしょ(笑)。分かれ道の時は、親に相談したり、親を見本にするでしょうね。
井寄 親がレールを押しつけたというよりは、親が自分を信頼して、自由にさせてくれるている。そんな親の期待を裏切らないようなレールを歩んでいきたいと思うんです。
宇野 親が引いたレールでも、自分が納得したレールでなければいいし、男として生まれたからには納得がいく仕事にも就きたいですよね。父親は医者なんですが、朝寝坊だし、ヨレヨレのポロシャツで、子供の頃はスーツもネクタイもしないで何やってるんだろうと思ってました(笑)。仕事が分かると、深夜でも急患が出たら出かけるし、人の命を救うなんてたいしたもんだと思いました。でも、医者を継げとも強要しないし、ただ「納得できる仕事に就け」と言われています。
自分が納得する天職に就くために、選択の自由という難題…?
自分の好きな仕事に就くと仕事が楽しめるんだということを父から学びました。〜橋本浩江さん〜
橋本 うちの親の仕事は土木関係なんですが、毎日楽しそうに仕事をしていて、自分の好きな仕事に就くと、仕事を楽しめるんだと思いました。せっかく生まれてきたのだから、好きなことしたいし、好きなようにしたい。
井寄 天職という仕事を見つけたら、そのレールを変えたくないです。変える勇気がないとも言えますが、「嫌やったら辞めたらええねん」という軽い気持ちはありません。だからこそ今、就職を決めることは岐路なんです。
谷川 レールを嫌う人もいるし、レールを歩く人もいる。すべてを認める。いろんな生き方があるんやけど。
宇野 僕、思うんですが、自分の許容範囲を超えると破綻する(笑)。自分の等身大でいることで、やるべきこと、するべきことが分かってくると思うんです。チャレンジャーではないんです(笑)。
谷川 僕はお寺の長男としてお寺を継ぐのを決められていたから、子供の頃から弟二人とは全然違うスパルタ教育。レールがしっかり引かれていたから、ずっ〜と「絶対ドロップアウトしてやるっ!」と思って過ごしてたなぁ。小・中・高・大学時代の夢は全てつぶされて、でも「いつかドロップアウトしてやるっ!」。
宇野 僕は、「ドロップアウト」はしたくないです(笑)。どんなにがんばってもリストラされたり、会社が倒産したり、いつレールからはずれるかわからないのが僕らの未来ですし…。
井寄 今は自由な社会と自由な環境の中で育っていますけど、社会のイメージは明るいものじゃないんです。そんな時代に育ったんで「どうにかなる」みたいな気分ではないですよね。
谷川 3人とも真面目やもんなぁ。自由も真面目に捉えて、仕事や社会との折り合いを真面目に悩んでいる。自由であることを悩まなくてもいい気もするけど。明るいイメージの社会が理想だけど、良くない状況に進んでいるのが今の日本でしょ。でも、「しょうがない」というあきらめじゃなくて、「どうにかしよう」と思う人が増えていけば、少しずつ良いマインドが盛り上がっていく。そんな意味でも、コミュニティの役割、人と人のつながりが重要だと思うなぁ。
橋本 私は、政治にかかわる仕事を天職と決めているので、自分が生まれ育った街がいい方向に向かうような仕事をします。
谷川 僕は今、市民のみなさんに天職を与えられているけど、本当に天職なのかは、がんばらなければ分からない。はじめから天職なんかなくて、自分のがんばりで天職にしていくもんやと思うな。
自由な時代に生まれて、自由に悩む。天職は自分で天職にしていくもの。
今はいい時代ではないかもしれないけど、少しづつでも良いマインドを盛り上げていくのが大切。〜谷川正秀〜
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